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鞭打ち症
レントゲン像(頚椎側面:正常)
MRI画像(正常)
【レントゲン像】(頚椎側面:正常)
【MRI画像】(正常)
1960年代の交通戦争と言われた時代に一躍脚光を浴びた疾患です。
自覚症状(患者様が訴える症状)が主で他覚症状(医師が診て認められる症状)に乏しい。
患者様の性格、環境、被害者意識、利害関係等により左右されることが度々多い。
長引くと治療に難渋する事がおおく、長期化してきて医者泣かせです。

法医学では、時速何キロで後方から追突した場合は頚椎(首)に何Gの力がかかり、椎間板の損傷が起こるというデータが有りますが、一概にはいえません。後方より追突されますと首は後方へ過伸展し反動で前方へ過屈曲します。この状態があたかも鞭をしなう様な状態になるので鞭打ち症と言う病名が付けられました。
この厄介な疾患にたいしての、当院の治療方針を説明します。

1患者様から、何時から、首の何所が、どの様に痛いか、どの様な事故か、治療歴は、内科的な病気は無いか等を詳細に聞かせていただきます。

2診察後単純レントゲン撮影
レントゲン所見はどうか、変形性変化(加齢的変化)は有るか、内科的基礎疾患(他の病気) による二次的変化はどうか等のチェックします。
なかちゃん(鞭打ち症)
3

保存的療法の選択
受傷後〜2週間まで。
鎮痛剤・冷シッブ・頚椎カラー固定(疼痛が強くて首が動かせない時)2週間より鎮痛剤・温熱療法(ホットパック等)・頚椎牽引・理学療(SS・,低周波,レーザー等)交流電圧電界治療・神経ブロック慢性化した時強力な理学療法・温熱療法・運動療法・生活指導・プラス思考等自立訓練療法の選択。
低出力レーザーによる星状神経節ブロック。

4MRI検査
1〜2ヶ月の保存療法に効果が認められない場合、 椎間板や脊髄他になにか変化があるか確認する。

◆ 患者様へのアドバイス

主治医と一緒に治そうという意欲を持ちましょう。周りの人の言う事に惑わされない強固な意思を持ちましょう。何時もプラス思考で物事を考えましょう。自己流、民間療法に頼らないようにしましょう。
この病気は治ります。あきらめないで前向きに!!

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